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家族会議のすすめ
子育て相談の中で多いテーマの1つに、「スマホやゲームの時間が守れない」というのがあります
早いお子さんでは、安全確認のためもあり、小学校に上がるのを機にスマホを持ち始めることも
最近では携帯電話会社がネット上でのトラブルに巻き込まれないための対策サービスを様々に提供してあるとはいえ、"使用時間"の制限はなかなか難しいものです
中学年・高学年になってくると、ゲームの課金やネットショッピングを勝手にしてしまい、高額な請求(何十万円もの請求が届いたケースも!)が届くという、親御さんも腰を抜かす事態が生じることもあります
こうなってしまってから対策を打つのはなかなか至難の技です
なので、スマホを与えるときにきちんと
【契約】
を交わすことをおすすめしています
スマホは高額なお金がかかった持ち物です
毎日おいしいごはんが3食当たり前のようにサーブされるような同じ感覚で、ある程度の年齢になるとスマホが手に入る
スマホを購入する時、子どもさんも一緒に買いに行くとは思いますが、その代金を現金でお支払いすることも減っています
ネットやオンラインゲームができるゲーム機などから課金する時も、現金でやりとりはしません
昨今、物の購入の際、現金でのやりとりが減りつつあるので"お金の価値"が見えにくくなっています
スマホを持つことに大金がかかっているという感覚が子どもたちにはあまりないのです
【契約】をおすすめするのは、お金の問題だけではありません
・時間の管理
・人とのコミュニケーションの持ち方
・犯罪の被害に遭うかもしれないという危険性
・物事の優先順位のつけ方
などなど
けれども!
【契約】を交わす時、親御さんの事情だけでその内容を決めてしまってはいけません
・どの程度のルールなら約束を守れるのか
・罰則はどのような内容にするのか
内容は現実的で双方(親と子)にとって実行可能なものでなくてはいけません
そこで!!
家族会議
の出番です
家族全員で、親が子にスマホを貸与するという内容の契約書を作成するために意見を出し合います
契約が守られなかった時の罰則も子どもと一緒に決めます
家族全員で
親も子も意見を出し合う
というところがポイントです
実行されたご家族からは、とっても好評です
子どもさんは自分の意見を聞いてもらえる
自分が主張して決めたことだから、約束は守ろうと頑張る
自分も納得して決めた罰則だから、受け入れる
親御さんは「いつまでスマホ触ってるの!!」とイライラすることが減る
「いつもは子どもに親の意見を押し付けるだけだったけど、
子どもの意見を聞いてみて、子どもが考えていることを知れる機会になった」
「家族会議を1度やってみたら、子どもが考えていることを話してくれたので、スマホのこと以外にも1週間に1回は家族会議の時間をもって、家族のコミュニケーションの時間にしている」
「スマホの時間が守れなかったので、罰則の3日間スマホ取り上げにしたら、いつもは自分の部屋でスマホをいじって過ごす時間、子どもは『暇や― 暇や―』と言って、リビングで一緒にテレビを観れた。久しぶりに一緒にテレビを観て笑ったり話したりして、親子団らんの時間がもててうれしかった」
など うれしいご感想をいただいています
スマホの使い方を通して、金銭感覚、時間の管理、ルールを守ることの大切さと破った時に自分に与えられる罰則、友だちとの付き合い方
親子のコミュニケーション増加
なによりも子どもが自分の意見を親御さんへ話す機会となり、子どもが普段考えていることや気持ちを知れる機会になる
親子にとってとてもお得なことがたくさん詰まっている
家族会議
ぜひお試しください